シェアハウスに住む話

シェアハウスに住む話

前回の続き

下北沢のシェアハウスに向かう前日、その家の管理人からメールが届いた。

なんじゃこりゃ。

大人の世界でこれが通用するのかと、急に不安が襲い掛かる。

一件しか内見予約していないし、ここに決めるつもりで行く。

状況と相まってすさまじい不安。

この管理人を擁護になるか分からないが、朝の7時になったのには話がある。

シェアハウスの総合サイトを見て、一番安くて僕の行きたいところにもやや近いというこの下北沢の物件に電話したのだ。

僕「行った日にそのまま入居もできますか?」

管理人「大丈夫ですよ。バスは何時ごろに着きますか?」

僕「朝6時くらいに着くんですが、時間つぶして待ちますので通常の開く時間に伺います」

管「それなら8時に来ていただいていいですよ。」

そう、管理人の善意によって通常より早く行けることになったのだ。

でも、でもやろ。

起きれんかもしれませんはダメでしょう。ないはずの信頼すらもなくなった。

結局待ち合わせには10分遅れて来た。

まぁそれは許容範囲こっちにも選択の術がないのでよっぽどがなければここにする。

よっぽどのことがなければ..

変なガラクタでぐちゃぐちゃなハイエースに乗せられ家に連れて行ってもらう。

連れて行ってもらう身が文句いいすぎやろと思われるかもしれないが、ご了承ください。

一応ネットに上がっていた写真を見ているのである程度部屋の様子は知っている。

連れられ玄関に入ると早速よっぽどな事になった玄関だった。

床が見えなくなるまで潰れた靴が無数に敷き詰められ、その靴は黒い。

「汚い」の言葉1つで片付く様子ではない

玄関を入ると狭い空間に物があふれている

リビングらしきところに住人がいた。

怖い。

北斗の拳のハートのような体系と顔の(もしかしたらハートのモデルかもしれない)人が煙草を吸いパンツ一丁でウロウロしている。

壁は謎の黄ばみ、キッチンには皿があふれかえっている。

生活感満載である。

生活感の上限を超えると人は住みたくなくなるのだ。

これ以上書いても仕方がないので終わりにしよう。

下北沢のシェアハウスを出た。

さぁここから家無し。ホームレスとなった。

さて東京の土地勘もなければ、シェアハウスの内見予定ない。

ないなら作ればいい。

調べていた中で上がっていた候補に急遽連絡することにした。

2件回ることになった。

1つは18時から代官山駅集合。

1つは何時に分かるか分からないが、案内はできる。

下北沢が8時から内見で9時前に終わってしまった。

荷物も重いし、とりあえず時間をつぶす。

そして夕方になり、目的地へ向かった。

1件目の集合時間の10分前になってもなんの連絡もこない。

詳しくどこで待ってればいいかもわからない。

とりあえず18時まで待とう。

18:00

連絡なし。

ドタキャンされた?

その後1時間連絡を待ったが人が来ることはなかった。

最悪のケースである。

家もなければ、一日も終わろうとしている。謎に冷やかしもされた。

残すは1件。

電話がかかってきて、22時からなら内見が出来るとのこと。

もうシェアハウスには不安しかない。

待ち合わせに人が来るかという第一関門。

…。歓喜。人が待ち合わせに来た!

見た目は確実に僕より若い。でも確かに管理人が来た。

結局僕はこの最後の家に住むことになる。

下北沢の家と比べると綺麗。風呂なんて新築のようだった。

部屋はもう仕方ないかぁといった具合。

それでもいい。人が住める空間だった。

シェアハウスの2パターン

①金のない人が集まる家に詰め込まれる式のシェアハウス(ドミトリー)

※ドミトリー・・・個室ではなくベットの上だけが自分の空間

②お金にも人生にも余裕があり、楽しい空間を共有できるシェアハウス

僕はもちろん①人々が想像するのは②

これが理想と現実である。

インドで期待ないものを見て生活してきた僕が、汚くて怖気づくようなところがあるはずがないと豪語していたのに、それは下北沢にあったのだ。

 

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