ホッピングするのか否か、「僕はあなたと働きたい」

ホッピングするのか否か、「僕はあなたと働きたい」

この記事は2018年5月7日に書かれています。

覚えていますでしょうか?

そうあの変わってしまったインド人スタッフタンさん。

変ってしまったタンさん

あれから彼はまた一生懸命働くようになり、今日遂に給料日が来ました。

ブログを読んでいただいている方ならこの日が何を意味するかお分かりでしょう。

ジョブホッピングをするきっかけの日です。

明日が来るか来ないか判断する重要な日であり、店を運営する側としては1番怖い日なのです。

この記事を書いているのは給料日の夜です。

なのでまだ結果は分かりません。

少し最近のタンさんについてお話します。

彼は問題起こす前同様一生懸命働くようになりました。

スタッフの導線の汚れに気づけば自らモップを持ってきて拭きます。

お客さんが来ないときは率先してキッチンの掃除をします。

他のスタッフがだらだらスマホをいじっていても彼は黙々としてくれます。 (他のスタッフにもやるように言っていかなくてはいけないのは僕の仕事です。以後気をつけます。)

そんな彼に新しい仕事も教えてあげました。

分からなければしっかり聞くし、毎回忘れずやってくれています。

そんな姿に関心すらするほどです。給料日後にジョブホッピングをしてしまってもいい。

実際に行動を見直してテキパキ働いてくれた彼の姿は事実なのですから。

気がかり

気にかかることが1つ。

彼は変わってしまった直後と同様、隣のインド料理のスタッフとよくしゃべることはやめずに続けています。

別にそれが悪いわけではありません。

彼はまた日本人スタッフに喋りかけてくるようになりました。

ご飯食べましたか?は日本語でなんというの? とか

俺は昨日2時間しか寝てないんだ!自慢とか くだらない話もたくさんします。

今日は給料日だったので、新しく自分の携帯を買いに行ったそうです。

32歳でなぜ携帯を持っていないのか…。

前の職場の家で盗まれたそうです。そんな話も笑いながら話してくれました。

そんな彼が今日僕に大量の不満をぶつけてきました。

これは正直うれしかったです。

前にタンさんが変ってしまったとき何か嫌なことがあれば全部話してほしいといったのを、まさか本当に相談してくれるとは思いませんでした。

それは他のスタッフについて、 彼は他のスタッフと違って覚えが悪い部分があり、料理が完璧でなかったり、もたつく部分があります。

その分丁寧だったり気づかいは一1番長けていると思います。

そんな彼はやはり先輩インド人スタッフから怒られることがよくあります。

怒られることに不満があるわけではありません。 ホームタウンの言語が1人だけ違う状況で、いまいち明確に伝わらない中、料理を先輩スタッフから教わるタンさん。

当然間違いも分からないことも増えます。

するとスタッフは言うそうです。

「なぜ1か月も働いてそんなこともできないのかと」 メニューをまんべんなく作れるよう新人スタッフにいろいろ作らすようにしています。

タンさんももちろん挑戦します。

しかしそこでお客さんの食べ終わった洗い物がキッチンに運ばれると、 スタッフはタンさんに洗い物をやらせ、タンさんが作っていた料理を誰かが作ってしまうそうです。

彼は俺ばっかり洗い物掃除をしているといいます。

僕が見る限り、ほかのスタッフも掃除や洗い物をしているのでちょっと大袈裟なところはあるのですが、それでもタンさんの成長の機会を奪っているうえで怒られてしまうタンさん。

そんな悩みがあるとは知りませんでした。

インド料理のスタッフと喋っていたのも、やはり他のスタッフはホームタウンの言語で話すためタンさんには何を言っているか分からずつまらないのでしょう。

孤独ということです。 言語が多いインドだからこそ起きる問題です。

他にも不満はたくさんあります。

最近食べ物に髪の毛が入らないように帽子が新しくきました。

スタッフは当然暑いのと蒸れて禿げるのが嫌という理由で付けません。

それでも新人スタッフはしぶしぶ付けます。

残り、長くいるスタッフは断固としてつけません。 タンさんは何も言わず1人ずっとつけています。

それはタンさんは帽子がなんのために配られて、暑いけれどもつけないといけないそれ以上の理由があるということを理解しているのです。 ここで耳寄りな情報です。 帽子を被ったタンさんはかっこいいです。

その写真は明日辞めていなければ後日↓に貼っておきます。

当事者意識タン

ただ年を重ねただけでなくタンさんは他のスタッフより物事をしっかり考えているのです。

この前もある出来事がありました。

餃子を焼くけれど、皮がふにゃふにゃになりお客さんに出せるものではないものが出来たのです。

リーダーにそれをいうとこれは材料のせいだ。

と頑なです。 今餃子は材料を1号店から送ってもらっています。

餃子は店で1個ずつ包んでケースに入れて保存しています。

その日の餃子は今までしたことない保存方法をしていました。

餃子の上に餃子を重ねて保存していたのです。

もちろん1段目の餃子はつぶれた状態になってしまいます。

そしてその形のものを焼くと火の通り方が変わってしまい、上手く熱が通らなくなってふにゃふにゃなった。というのが僕たち日本人の見解でした。

ものはすぐ捨てられてしまい。

確認することが出来なかったのです。

実際餃子を失敗した原因がどっちだろうとどうでもいいことです。

彼らは自分のミスと認めたくないのです。

全てのミスを外的要因だと逃げるのです。

その考えが1番の問題なのです。

リーダーを筆頭にそう主張するスタッフ。

しかしタンさんは違いました。

「俺は餃子を重ねて潰れたのが失敗した原因だと思う。」

「じゃぁなんでそのまま作るのを進めたの?」と聞くと 「

他のスタッフが作っていた」 どうやら洗い物を終えて、調理を変わった時にはもうその餃子が焼かれて終盤にかかっていたとのこと。

彼は失敗した要因を人のせいにせず、自分たちにあると言ったのです。

あい すぃんく そー あんたは偉いよと心から思いました。

彼は辞めて欲しくない人材だと。

そしてリーダーはその日、新しく薄くてデカい餃子のケースを買ってきてくれと、たぶん彼も2段に積んだことが原因じゃないかと思い始めたのでしょう。

しかしそんなことは口が裂けてもいいません。

なぜなら俺は悪くないから。 (この回を見ると悪者に見えますが、インド人スタッフ全員に悪い面と良い面があるので安心してください。)

そんなこんな株が急上昇したタンさんの階段の手すりに寄っかかり歌を歌う姿を一瞬ですがご覧ください。

明日からも一緒に働きましょう。

タンストーリー1

タンストーリー2

タンストーリー最終回

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